ワイルドオニオンロースト 長野修平 レシピ監修

フランスの八百屋さんに並ぶ色とりどりの野菜。そこに混じって売られていることがあるのが、このローストオニオンだ。それは日本の八百屋さんが店先で焼き芋を焼いて売っているのと同じなのだろう。皮付きをそのまま丸ごと焼くだけだから、野菜と料理の中間みたいなものであり、買って歩きながら食べたりできるジャンルのものなのかもしれない。これまでありとあらゆる野菜を丸ごとローストしてきた。そんな中でこのローストオニオンだけは別格の旨さと驚きがある逸品だ。
材料
玉ねぎ(中) 7個
サワークリーム 適宜
作り方
1. ダッチオーブンの寸法にできるだけぴったり収まる玉ねぎを実際に並べてみて選んでおく。玉ねぎは根側が下に、ダッチオーブンは10インチのディープを使用。
2. 玉ねぎの根が付いた部分をナイフで削ぎとる。皮は、汚れている外側を剥がす程度でいい。
3. 下処理した玉ねぎを再度ダッチオーブンへ入れ蓋をする。熾火の上へ置き蓋上へも火をしっかりと載せる。下火1:上火9の割合で約2時間ロースト。下火は1時間ほどで消える程度の火力。上火は最初強火で徐々に中火から後半の1時間は弱火に。
4. 蓋を開けて玉ねぎの上の皮が黒く焼け、串がスッと中へ通るようになって入ればロースト完了。
5. 黒く焼けた皮を剥きおろし、ナイフで食べやすく切った後、サワークリームをたっぷり載せていただく。
ワンポイント

ワンポイント
・玉ねぎの大きさに合わせ、ローストの時間は調整する。
・サワークリームのほか、オリーブオイルやごま油と塩、ポン酢や醤油を垂らすなどしても美味しい。
・残ったローストオニオンをシチューやカレー作りなどに使うとコクが増していい。

レシピ監修

長野修平

クラフト作家・焚火&野外料理人

NATURE WORKS 代表

北海道苫小牧の山菜料理店に生まれ、幼いころから北の原野で山菜取りを手伝い、調理場では刃物を握って遊んでいた。そんな記憶を辿るように、自然と刃物と共にあるアウトドアと暮らしを実践。自然の素材やリユース材でアウトドアツールから暮らしの道具までも作り、その醍醐味と奥底にあるメッセージをイベントやワークショップ、SNSや地上メディアで伝える。

FACEBOOK:https://www.facebook.com/syuhei.nagano

Twitter:https://twitter.com/syuheinagano

今回使用した製品
  • キャンプオーヴン 10インチ Deep

    キャンプ用の脚付きのダッチオーヴンです。フタには炭を乗せられるようにふちが付いていてローストビーフやデザートの上火調整も可能です。10インチモデルより少し深くなってます。

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