ホットドッグ 鈴木アキラ レシピ監修

ホットドッグがブームである。ハンバーガーやコーヒーのチェーン店でも思い出したように販売を始めている。ホットドッグは、スポーツ観戦などの時に売りにくる印象が強く、いかにもアメリカ風の脳天気なイメージが付いてまわる。口の周りがケチャップとマスタードでベタベタになるし、大口を開けてかぶりつく食べ物だから、決してお上品な食べ物ではない。しかし、このちょっと粗野なイメージのホットドッグほど、アウトドアにピッタリな食べ物もまたないのではないだろうか。日本には立ち食いソバ屋があるように、アメリカにはホットドッグの専門店がある。うどんかソバを選んでから、卵やかきあげなどのタネを選ぶように、ホットドッグスタンドではパンやソーセージの種類を選ぶことができ、ピクルスを多めにしてくれとか、刻みタマネギは入れないでくれとか、自分の好みに合わせてカスタマイズができる。
僕がはじめてアメリカに行ったのはもう20年以上も前のことだが、シアトルのユニバーシティストリートにあるホットドッグ屋で、本場のホットドッグをはじめて食べた。看板にはデカデカとホットドッグの絵が描いてある、いかにもな感じの店で、パンは3種類、ソーセージは10種類近くの中から選べたような気がする。
はじめて行ったアメリカで、本場のホットドッグを食べる機会を得た僕は、喜びいさんで「ワン、ホットドッグ、プリーズ!」と言ったのだが、店員は「?」という顔をして肩をすくめるばかり。何度言い直しても「?」のまま。後ろで待っている人もいたので順番を譲って、その人の注文を聞いて「?」の理由がやっと分かった。ホットドッグを英語で言うときの発音は「ホットドッグ」ではなく「ハッダッグ」なのであった。
正式な発音を覚えてからは注文に困ることもなく、毎日のように通っては様々な組み合わせを楽しんだ。僕の一番の好みはフランスパンのようなパリッとした生地のパンに、細めのソーセージを挟み、刻んだピクルスをタップリ乗せて食べるやり方だ。
めっきり春めいてきて外で遊ぶ機会も多くなってきた今日この頃。草野球の合間にホットドッグをほおばる、なんていう休日の過ごし方はいかがだろう。コンボクッカーはフタをフライパンとして使うことのできる汎用性の高いダッチオーヴンだ。今回は本体でオプションの具となるチリビーンズを作り、フタでソーセージとパンを温めている。1個で2役の使えるヤツだ。家庭でも使いやすいサイズで、外でも家でも使いたいという人には特にオススメ。
材料
・ホットドッグ用パン (8個)
・ウインナーソーセージ 8本
・キュウリのピクルス、スイートとノーマル各1ビン
・マスタード
・トマトケチャップ
・牛挽肉 200g
・タマネギ 2個
・セロリ 1本
・ニンジン 1本
・ショウガ 1個
・ニンニク 1個
・トマト水煮缶 2個
・豆水煮缶 1個
・チリパウダー 1/2ビン
・カイエンペッパー 小さじ1
・ブラックペッパー 小さじ1
・顆粒コンソメ 小さじ2
・塩 小さじ1
・オリーブオイル 大さじ2
作り方
・タマネギ1個をみじん切りにして水にさらしておく
1)タマネギ、ニンジン、セロリはみじん切りにする。タマネギ2個のうち1個分は水にさらしておく
2)ニンニクは潰してからみじん切りにする。そのまま切るよりも潰してから切る方が香りが立つ
3)みじん切りにしたニンニクをオリーブオイルでじっくり炒めた後、挽肉を加えて炒める
4)みじん切りにした野菜と豆の水煮を加えて炒め、フタをして野菜が柔らかくなるまで蒸し煮にする
5)トマトの水煮を加え、チリパウダー、コンソメを加えて煮込む
6)カイエンペッパーとブラックペッパーで辛さを調整してチリビーンズの出来上り
7)ピクルスはハーブ入りのものと、スイートピクルスの2種類をみじん切りにしてから混ぜ合わせる
8)コンボクッカーのフタでソーセージとパンを温める。パンはサッと、ソーセージはじっくりがオススメ
9)パンにソーセージを挟み、チリビーンズ、ピクルス、刻みタマネギなど、好きな具を乗せて食べる
ワンポイント

・スイートピクルスだけでは甘すぎるし、ハーブ入りだけでも味がツンツンする。ピクルス2種を混ぜ合わせることで味に深みが出る
・ソーセージはできればパンより長めのものを探すこと。その方がホットドッグらしさが出る
・長いソーセージがない場合、味の異なるソーセージを2本使うと味に変化が出て楽しい
・ソーセージがアツアツのうちに食べること

レシピ監修

鈴木アキラ

アウトドアライター。アウトドア雑誌やキャンピングカー雑誌、自動車雑誌等に寄稿。特に野外料理系の仕事が多い。アウトドアイベントの講師をはじめ、テレビやラジオの仕事も多く、ラジオ番組「電話子供相談室」の回答者にもなったりもするが、家にはテレビがない生活。
青森育ちでネイティブに東北弁を使いこなすほか、沖縄好きが高じてウチナーグチ(沖縄方言)もオバアと会話できるほどに。田舎のオバアチャンたちに郷土料理の作り方を教わるのが大好き。
「野外料理超簡単レシピ555」「キャンプで活躍! ナイフ・ナタ・斧の使い方」「これだけは知っておきたい サバイバル術食入門」「燻製&保存食作り入門」(いずれも山と渓谷社)など著書多数

今回使用した製品
  • コンボクッカー10 1/4インチ

    蓋部の スキレット が新しく深型となり、よりクッキングの幅が拡がりました。 スキレット と片手鍋が一体になった万能調理器です。

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