丸鶏粥 長野修平 レシピ監修

鶏肉とお米の料理と言えば日本のケチャップ味のチキンライスやタイの香味油が美味しいカオマンガイ、韓国の朝鮮人参が入ったサムゲタンなど多様な料理が思い浮かぶ。そんな鳥と米という黄金の組み合わせをシンプル且つ大胆にダッチオーブンで仕上げる。漬け込んだ丸鶏をお米と一緒に炊くだけの粥だ。一台のダッチオーブンを火に掛けておくだけで鳥肉のダシを吸い込んだ極上のお粥とメインのお肉料理が同時に作れるのだ。寒い日の夕食やキャンプの撤収などで忙しい朝などに、最高のオススメの便利レシピだ。
材料
丸鶏1.5kg 1羽
漬け込み材
・塩 90g
・ローリエ 2枚
・ローズマリー 3枝(フレッシュまたはドライ)
無洗米 2合
水 1.8ℓ
紹興酒 大さじ2
クコの実 適宜
作り方
1. 丸鶏はお腹の中をよく洗ってから漬け込み材をお腹の中と外へよく擦り込む。その後ビニール袋へ入れて空気を抜いて口を閉じ冷蔵庫で2日間漬けおく。鍋は丸鶏がすっぽり入るキッチンダッチオーブンを使用。
2. キッチンダッチオーブンへお米、漬け込んだ丸鶏、水の順番に入れて蓋をして強めの火にかける。
3. 直焚き火でキッチンダッチオーブンを下火調理する場合、キャンプメイドのリッドホルダーを五徳として使うと薪が入れやすく火力調整もしやすい。
4. アクが浮いてきたら丁寧にすくい、紹興酒を入れて1時間半ほど弱火で炊く。
5. 丸鶏へ肉温度計を刺して65℃以上になっていたら加熱完了。下火を除く。
6. 仕上げにクコの実を散らして蓋をし、数分蒸らしたら出来上がり。
ワンポイント

ワンポイント
・最初の強火は細い焚き付け用の薪を使うと一気に火力が上がり、すぐに沸かすことができる。
・長時間の弱火は太めの薪を2から3本、熾火の上へ平行に載せておく温度維持が楽だ。
・仕上げにオリーブオイルと粉チーズを振りかけるとリゾットとしても楽しめる。

レシピ監修

長野修平

クラフト作家・焚火&野外料理人

NATURE WORKS 代表

北海道苫小牧の山菜料理店に生まれ、幼いころから北の原野で山菜取りを手伝い、調理場では刃物を握って遊んでいた。そんな記憶を辿るように、自然と刃物と共にあるアウトドアと暮らしを実践。自然の素材やリユース材でアウトドアツールから暮らしの道具までも作り、その醍醐味と奥底にあるメッセージをイベントやワークショップ、SNSや地上メディアで伝える。

FACEBOOK:https://www.facebook.com/syuhei.nagano

Twitter:https://twitter.com/syuheinagano

今回使用した製品
  • キッチンオーヴン10 1/4インチ

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