焼きリンゴの野草クレープ 長野修平 レシピ監修

焚き火を使い、短時間で野草テイストのスイーツを楽しむレシピ。リンゴは薄切りにしてスキレットへ並べ、短時間で香ばしく焼く。野草は春から秋まで採取できるスギナを乾燥させたものを選んだ。スギナの香りと食感、香ばしい焼きリンゴとクリームチーズの組み合わせが大人も子供も楽しめる味に。焼きリンゴが少し焦げたのは焚き火料理の愛嬌として免じて欲しいが、糖分の強いものは焦げやすいというのは鉄則である。
材料
リンゴ 2〜3個
ラム酒漬け干しブドウ 適宜
クリームチーズ 適宜
クレープ生地
・小麦粉 150g
・牛乳 400ml
・卵 卵L1個
・三温糖 50g
スギナ(乾燥)
バター 適宜
作り方
1. リンゴは縦半分に切ってから芯を除き、5〜8mmにスライス。
2. キャンプメイドのリッドホルダーを五徳にし、スキレットを載せる。その下で火を起こしプレヒート。
3. スライスしたリンゴを敷き詰め、上へ一晩ラム酒漬けした干しブドウを散らす。
4. 干しブドウを漬け込んだラム酒が残っていたらその上へ全てかけて蓋をする。
5. 蓋の上へ下の火を移し、上からも加熱する。
6. クレープを焼くためのラウンドグリルを載せたリッドホルダーにチャコールホルダーをセットして熾火でプレヒート。
7. ラウンドグリルにバターを塗り、数時間前に混ぜ合わせておいたクレープ生地をお玉ですくいラウンドグリルへ流す。ハンドルを持って回し、生地を薄く丸く伸ばす。
8. 生地の表面が固まる前に乾燥させたスギナの葉を砕きながら全体へ散らす。
9. 焼けてくると生地の縁が浮き上がる。そこへ菜箸を滑り込ませて生地を持ち上げてひっくり返し裏もひと焼きする。
10. 焼きあがった生地の上部、約6分の1のVゾーンへ糊の役割にもなるクリームチーズを塗る。
11. 塗ったクリームチーズの上へ焼きあがったリンゴとレーズンを並べ、さらにクリームチーズを載せ生地で挟むように包んでいく。
12. 着物の襟を合わせる様に左右から生地で包んだら、下半分を向う側へ折り込んで完成。
ワンポイント

ワンポイント
・混ぜ合わせたクレープ生地は網で一度濾しておくとダマになった部分が取れ滑らかに焼ける。
・スギナ葉の乾燥は天日で干すほかスキレットなどで焦げない様に乾煎りするといい。

レシピ監修

長野修平

クラフト作家・焚火&野外料理人

NATURE WORKS 代表

北海道苫小牧の山菜料理店に生まれ、幼いころから北の原野で山菜取りを手伝い、調理場では刃物を握って遊んでいた。そんな記憶を辿るように、自然と刃物と共にあるアウトドアと暮らしを実践。自然の素材やリユース材でアウトドアツールから暮らしの道具までも作り、その醍醐味と奥底にあるメッセージをイベントやワークショップ、SNSや地上メディアで伝える。

FACEBOOK:https://www.facebook.com/syuhei.nagano

Twitter:https://twitter.com/syuheinagano

今回使用した製品
  • スキレット 10 1/4インチ

    10 1/4インチ(10.5インチ/外径26cm)の スキレット です。一般に販売されている鉄製のフライパンと違って、 スキレット は厚みがあるのでバラエティに富んだ焼き料理が可能です。使うほどに手入れが簡単になるので、家庭でも毎日使えます。 ※両手で持てるハンドル付き。

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